マーケティング用語である「UVP」。売れるサービスや商品はこのバリュープロポジションを正しく捉えています。
UVPとは
UVP (Unique Value Proposition/ユニークバリュープロポジション)とは、独自の価値の提供、優れた価値提案のことです。
- Unique Valuable Proposition (独自の価値の提供)
- Unique Valuable Phrase (独自の価値を表すフレーズ)
1、Commitment(見込み客が喉から手が出るほど欲しているモノを提供できるというお約束)
2、Compact(見込み客に伝わる短くシンプル文章)
3、Impact(他では謳っていない、ユニークで尖った言葉)
UVPと混同されがちなものとして、USPがあります。
USPとは
USP (Unique Selling Proposition/ユニークセリングプロポジション)とは、
「差別化の図れた独自の売りのこと」。
1940年代にアメリカのマーケティングの世界で生まれた言葉で、「独自のウリや強み(USP)を提案」するために、考えられていったのがUVP「独自の価値の提案・提供」と言えます。
今では、商品の販売戦略(セールスプロモーション)をたてる際にあたり前のように組み込まれるようになりました。
UVPとなる自社の強み、自社商品の強みを考える
自社のUVPを理解していないと、経営戦略を見誤ることにつながります。
よくある例は「最高の技術と機能」と考え、顧客の為にもっと多くの機能を提供することだ、と信じていたが、実は顧客にとってはある一つの機能で十分で、その機能で集客できる点が評価されている。
このようなギャップは、多くの企業で起こり得ます。
商品の機能なのか、品質なのか、スピードなのか、プロセスの改善なのか?
新しいプロダクト開発・既存のサービス改善における戦略を策定する上でも、顧客が自分達の提供するサービスや商品の何を一番評価しているか・するのかを正しく把握する必要があります。
できるなら、直接実際に自社の商品・サービスを利用している顧客に訪ねるのが一番です。
企業だけではなく、フリーランスや個人でも、自分が最も得意とすることが何かを考え明確化し、その「最も得意なこと」を欲しがっている人は誰か?そこに焦点を当てれば、あなたのUVPが見えてきます。
UVPを知るための調査ツール
サービスサイトがあるなら、ユーザー(顧客)がサイトでどのように行動するのか、どのように感じているのかを分析することでUVP(優れた価値提案)を知るヒントとなるでしょう。
UVPを知るための調査ツールをご紹介します。
UVPを学ぶためのおすすめ書籍
最後に、WEBマーケティングにかかせないUVP(優れた価値提案)を生み出すために参考となる本をご紹介します。
既に知っている方も多いと思いますが、もし、万が一読んでいない方は必ず読んでいただきたい超絶おすすめのマーケティング本です。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
今、多くの日本企業が苦境に立たされているのはなぜか? それは技術志向に陥り、マーケティングができていないからだ。日本屈指のマーケターが、ビジネスを劇的に変えるマーケティングの基本をわかりやすく解説。
著者:森岡 毅
こちらは、プロダクトの企画段階から必要なリソース、市場に出すまでの全工程が学べる良書。
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日本に足りないのはプロダクトマネジャーだ!
Amazon, Apple, Google, Facebook, Netflix, Teslaなど、最新技術で市場をリードする企業の勢いが止まらない。はたして、かれらはどのようにして世界中の顧客が欲しがる製品を企画、開発、そして提供しているのか。
著者:マーティ・ケーガン
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